逆流性食道炎
- 胸やけ
- 呑酸(酸っぱいものがあがってくること)
- 胃もたれ・げっぷ
- 胸が締め付けられるような痛み
- 前胸部痛
- 慢性の咳
- のどの痛みや声のかすれ
- 睡眠障害・不眠症
- 食事制限
逆流性食道炎はなぜ起こる?一二三堂 梅田整骨鍼灸院
1、逆流性食道炎はなぜ起こる?
原因)逆流性食道炎とは胃酸を含む胃の内容物が食道に逆流することで炎症が生じる病気です。
食道と胃の境目には下部食道括約筋という筋肉があります。
普段であれば、食道を通った飲食物が胃へ流れ込むとき以外は閉じられているので、胃の内容物が逆流することはありません。
この下部食道括約筋が何らかの誘因※によって緩むことで胃の内容物の逆流が生じることがあるのです。
胃の内容物が食道に逆流することによって、食道の粘膜に炎症が生じて逆流性食道炎を引き起こします。
※下部食道括約筋が緩む誘因として
①加齢による筋力低下
②肥満・妊娠・衣類による締め付けで胃が圧迫される
③姿勢の悪さで胃が圧迫される
④食べ過ぎ・早食い
⑤喫煙
⑥過度のアルコール摂取
⑦高脂質な食事
⑧就寝前3時間以内の食事
2、医学的検査
①問診―i)具体的症状 ii)症状の程度 ii)症状のでるタイミング
②内視鏡検査 ―粘膜の炎症具合を診る
③胸部X線・検査CT検査
ー食道裂肛ヘルニア(胃の位置が上がる病気)の有無
3、頻度
約10%とされています。
胸やけ症状まで含めると、約20%程度です。
非常に頻度の高い疾患です。
一二三堂梅田整骨鍼灸院の逆流性食道炎に対する治療法
1、中医学(鍼灸)
ストレスによる気の停滞を取り除き、本来の胃の気の流れを良くする鍼灸治療をします。鍼灸治療がメインとなり、非常によく効きます。
現代のストレス時代では年齢に関係なくよく頻発し、中医学は非常に有効です。
2、姿勢の改善
骨盤矯正・猫背矯正を行い姿勢を良くして前かがみによる胃への圧迫を改善します。
3、養生指導
①食べ過ぎ・早食いの改善
②高脂肪食の制限
③喫煙・アルコールの制限
④就寝前3時間以内の食事の制限
4、予後
当院に来院される患者様は年齢的に30~60代の方が多く、肩こり・不眠・背中の張り・食欲低下を併発されている方が多いです。
患者さまのなかでは薬が要らなくなった方、食欲が戻り体重が増加した方など、かなりよくなっていらっしゃる方が多いです。